アップニーク点眼とは?
アップニーク®ミニ点眼液0.1%は、後天性眼瞼下垂(こうてんせいがんけんかすい)の治療に用いる点眼薬です。
後天性眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる働きが弱くなり、目が開きにくくなる状態です。見た目の印象が変わるだけでなく、視界が狭く感じたり、無意識に額の筋肉を使ってまぶたを持ち上げようとして頭痛や肩こりを引き起こしたりと、さまざまな不調につながることもあります。
従来、後天性眼瞼下垂の治療では、おもに手術が行われてきました。しかし、2025年に承認されたアップニーク点眼が登場し、治療選択肢が広がっています。
アップニーク点眼のメリットは、切開せずにまぶたの開きを改善できる可能性がある点です。手術には抵抗がある場合にも、検討しやすい治療法といえるでしょう。
アップニーク点眼の有効成分は、オキシメタゾリン塩酸塩です。
オキシメタゾリン塩酸塩が作用することで、まぶたの開閉に関わる筋肉である「ミュラー筋」が収縮します。するとまぶたが開きやすくなり、後天性眼瞼下垂の症状改善が期待できます。
アップニーク点眼で改善されるまぶたの開きの幅は、約1mmが平均とされています。軽度から中等度の眼瞼下垂であれば、見え方が改善して日常生活を送りやすくなるでしょう。
- 手術を避けたい
- 後天性の眼瞼下垂である
- 症状が軽度〜中等度である
- 後天性眼瞼下垂の原因が
神経や
筋肉の病気ではない
アップニーク点眼は、加齢やハードコンタクトレンズの長期装用などで起こる「後天性眼瞼下垂」に対する点眼薬です。生まれつきまぶたが開きにくい「先天性眼瞼下垂」には適応になりません。
また、神経や筋肉の病気が原因で眼瞼下垂が起こっている場合などは、原因疾患の治療を行います。
眼科を受診し、適応を見極めた上で処方してもらうことが大切です。
まぶたのかゆみ、結膜充血、
かすんで
見えるなどの副作用を
生じる場合がある
アップニーク点眼を使用した副作用として、まぶたのかゆみ、結膜充血、霞んで見えるなどの副作用を生じる場合があります。
気になる症状が出現した場合には点眼薬の使用を中止した上で必ず医師の診察を受けてください。
効果・持続期間に個人差がある
アップニーク点眼の効果や持続期間には、個人差があります。
また、持続期間の目安は8時間以上とされており、効果が永続するものではありません。効果を維持するためには、継続的な使用が必要です。
使用に注意が必要な場合、
できない場合
① 本剤に過敏性の既往のある患者
② 心血管系疾患のある患者
③ 閉塞隅角緑内障の患者
④ 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性のある患者
⑤ 他の薬を使用されている患者
上記に該当する方は診察時に医師にお伝えください。
治療の流れ
診察と検査を行って適応を判断し、アップニーク点眼を処方します。その後、定期的な経過観察で効果や副作用を確認します。
※治療期間:効果を維持するためには、毎日1回の点眼を継続いただく必要があります(使用を中止すると元の状態に戻ります)。
治療回数:1~3カ月毎に定期診察
費用(自由診療)
点眼薬費用:4,890円/30本・箱
初診料:2,200円
再診料:1,100円
※価格は税込みです。